A.　太陽光発電システムはパネルとパワコン、そして蓄電池で構成されます。パネルメーカーに注目が集まりがちですが、同じ出力なら発電量に大差はないため、重視すべきはパワコンです。パワコンの性能が低いとパネルの性能も十分に発揮できません。パワコンや蓄電池はメーカーによって性能や機能、耐久性に差があるので、各社の商品を理解し、予算に合うものを選びましょう。岡山県だからおすすめという商品はありませんが、業者によってはおすすめできない有名メーカーもあるため、商品知識があり相談しやすい地元の業者に依頼するのがおすすめです。

A.　岡山県で太陽光発電システムを設置する場合、1kWあたり約20万円から25万円が相場ですが、屋根の形状や工事内容によって価格は変動します。蓄電池は1kWhあたり約15万円からが目安です。価格だけでなく、工事の質も重要なので、業者選びは慎重に行いましょう。

A.　岡山県での太陽光発電量は、季節や天候によって大きく変動します。1kWの太陽光パネルで年間約1260kWh発電できる目安ですが、夏場は高温による発電量の低下、冬場は日照時間の減少などにより、実際の発電量は変化します。

A.　太陽光発電の売電価格はFITで定められており、全国一律です。2024年現在は1kWhあたり16円で、2025年以降は15円に下がります。電気代の高騰により、売電よりも自家消費し、余剰分を売電する方が経済的に有利になっています。FIT終了後は買い取り価格が大幅に下がるため、自家消費のメリットがさらに大きくなります。

A. 　近年、地震や台風などの災害リスクが高まっています。自宅が無事でも、発電所や電線網の被害で停電が長引く場合があり、日常生活に支障をきたします。過去の例では、大阪台風や能登地震などで、停電が数週間から1か月続くケースもありました。太陽光システムと蓄電池があれば、停電時でも電気を利用できます。昼間は太陽光発電、夜は蓄電池の電力を使用し、停電時の安心を確保できます。

A.　家庭用の約5kWの太陽光発電システムを設置する場合、工事の流れとしては、まず電力会社への申請と経済産業省へのFIT申請（設備認定）を行います。これらの申請と並行して、足場の設置、屋根へのパネル設置、電気工事、試運転を行い、最終的に発電開始となります。工事自体は合計で約1週間ほどで完了しますが、申請には電力会社や経済産業省の状況によって前後しますが、2か月以上かかる場合があります。すでに太陽光システムを設置済みで、蓄電池のみを追加したい場合は、申請などが不要なため、すぐに工事に取り掛かることができ、設置期間も短くなります。

A.　太陽光発電の売電契約は、電力会社への申請とFIT申請をもって成立しますが、これらの手続きは設置業者が責任を持って行いますので、お客様はご安心ください。お客様にご用意いただくのは、申請の委任状、各申請に必要な個人情報、売電のお金を受け取る口座情報、お客様ご本人の家・土地であることを証明する登記簿謄本、印鑑証明書などです。

A.　太陽光発電や蓄電池を設置した場合、基本的に固定資産税はかかりませんが、太陽光発電システムの出力が10kW以上の場合や、蓄電池の容量が10kWh以上の場合、事業用とみなされ固定資産税の対象となります。また、「屋根一体型」と呼ばれる太陽光発電システムの場合も、太陽光パネルが屋根の一部とみなされるため、固定資産税がかかります。これらの例外に該当しない限り、ご家庭で電気を利用する一般的な「家庭用太陽光」であれば、固定資産税はかかりませんのでご安心ください。

A.　蓄電池の設置場所や条件は、メーカーによって細かい基準が設けられていますが、共通する主なポイントは、蓄電池が倒れないように基礎と家の外壁でしっかりと固定すること、そして直射日光が当たり続けないように南面を避けて設置することです。また、接続ケーブルが長くなると効率が低下する可能性があるため、パワコンなどから離れすぎない場所を選ぶことも重要です。